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ー?????ー
暗い空間に数人の影がゆらゆら動いている。
「里美様、あの爆発でやっぱり死んでしまったんじゃ…」
「何を言ってる!里美様が死ぬ訳ないだろ!」
「でもあの爆発をテレビで見たでしょ?」
そう言われた男の脳裏に焼き付いて離れない凄まじい爆発の光景が鮮明に浮かび上がってくる。
そして思わず生唾を飲込みみ、自分の考えが揺らいでしまった。
「だけど…」
「誰か死んだの?」
突然勢いよく開かれた扉から一筋の光が差し込む。
そのには華奢な体格の人影が一つあった。
暗い空間にいた全員がその影を見つめて聞き覚えのある声に驚いた。
「さ…………里美様!!!」
「誰か死んだのなら式を開かないとね」
「いえ、誰も死んでいません!」
涙を浮かべて全力で首を横に振る。
「そう。じゃあいいわ。とりあえずこれ」
といって数枚の紙が束ねられたリストを男達に手渡した。
「今回は人が多いから気をつけてね」
女神のような笑顔を見せて男達を活気づける。
ペラペラとリストをめくり内容に少し目を通す。
そして顔を上げる。
「かしこまりました里美様。すぐ行動に移します。」
「ん、お願いね」
To Be continued…
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