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……夜咲だった。
「どうした…?」
「ちょっといい……」
「あぁ…いいけど」
「…車の中では……ごめんなさい…」
なぜか突然謝られた。
「別に気にしてないぞ」
「でも……」
「それじゃ、今度オススメの本を教えてくれよ」
「……うん」
その時の夜咲の表情はいつもの怯えた感じとは違って見えた。
「何、どうしたの?」
小牧がそう言ってこっちに近づいてきた。それから少し3人で話していた。
「凪沙、喉乾いたし~海の家でジュース買ってこようか」
「……うん」
「汐月くんは何か飲む?」
「大丈夫だ」
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