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「じゃあ行ってくるね」
そんな感じで2人は歩いて行った。
ふと隣のパラソルに人がいる事に気づいた。
【女の子1人…?】
その子はどこかを見ていた。
その先には男女が遊んでいた。
その2人を見るその子の目はどこか寂しそうだった。
【あの男の彼女か……?】
そう思いながらいると―――
「あの……」
その女の子が話し掛けてきた。
「はい…?」
「用事ができたので、あそこの2人が戻ってきたら伝えてくれませんか?」
「あぁ、いいけど…」
「ありがとう…」
女の子はそう言って歩いて行ってしまった。
【……何か、頼まれちゃったなぁ~…】
そう思いながら寝ころび顔にタオルを被せた。
そして、そのまま瞼を閉じた。
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