・第3章 長い夏休み~海辺のカモメ歌~・

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「……うん」 私は今できる自分自身を態度に出した。 【私…今どんな顔してるんだろ…】 そんな事を思っていると悠子が「何、どうしたの?」と近づいてきた。 それから少しだけ3人で話をした。 「凪沙、喉乾いたし海の家でジュース買ってこようか」 「……うん」 私は悠子に言われて立ち上がった。 「汐月くんは何か飲む?」 「大丈夫だ」 「じゃあ、行ってくるね」 私たちはパラソルを離れた。 「……別荘で話してくれた話しの人って汐月くんでしょう?」 悠子は歩きながらそお言ってきた。 「……違うよ」 「別に隠さなくてもいいよ」 そう言ってくれた悠子の目を寂しそうだった。 だって悠子もユウくんの事が好きだったから……。
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