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(私は先輩のことが好き……なのかな?)
そう心に問いかけてみるけど、私の中での答えははっきりしない。
はっきりしない私自身が少し嫌になってしまった。
だけど、それはしょうがないことなのだと思う。
だって―――。
「―――だって私は…「琴江…ちゃん?」」
「せ、先輩っ!?」
バシャンッ
突然の先輩の呼び掛けに私は驚き、足をひっくり返してしまった。
「大丈夫、琴江ちゃん?」
と、先輩は私に手を差し伸べてくれた。
「平気……です」
「そっか…」
「うん…。…それよりどうして先輩がここに?由亜さんと一緒じゃないんですか?」
私のその質問に先輩は少しだけ戸惑っていた。
(悪いことを聞いちゃったのかな?)
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