10人が本棚に入れています
本棚に追加
もがく私を
「可愛らしい声だね。ますますキミと遊びたくなったな~」
いやらしい目で見るその人から私は一刻も早く逃げて、先輩のところに行きたかった。
(先輩…助け…て…)
「黙った顔も可愛いね~。つか黙ってるってことは…いいんだよね?」
「ちがっ…や…やめっ…んん~」
何を勘違いしたのかその人は私の胸を触ってきた。
誰にも触られたことのない部分を誰かもわからない人に触られた―――。
「柔らかいよ…キミの。見た目より大きくて弾力がある…」
そう言うと、掴まれている力が強まった。
抵抗しても離れないその男の人にどうすることも出来ない私……
途方に暮れている時―――
「おい!何やっとる!!」
誰だかわからないけど、助けがきた。
男はそそくさに逃げていった。
私はその場に座り込み、近づいてくる助けてくれた人の顔を仰ぎ見ると―――
最初のコメントを投稿しよう!