第1章

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「俺も自室で寝てたはず…なのになんで……」 悶々と考え込む銀時に 「そういや、あっちに近藤さんと新八くんもいやしたぜ。 二人も寝てやしたけどねィ。」 と付け加えた。 そんな沖田を改めて見て気がつく。 「あれ?総一郎くんっていつもそんな格好して寝てんの?」 と不思議そうな瞳で沖田を見た それもそのはずである。 沖田の格好は、さしずめ王子か勇者。 上は赤、ズボンは黒、腰には黒く太いベルトに検が着いている 極めつけには、黒いマントを翻し、これから大冒険にでも出掛けるかのようだ。 沖田をまじまじと見つめる銀時に 「なに言ってんですかィ。 旦那だって似たような格好ですぜ?」 と銀時を見下ろした。 .
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