第1章

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「えっ!?」 驚いたように自分を見下ろすと 全身白い服を着ており、タマの中にいた自分によく似た白血球の野郎を思い出した。 黒いブーツはいつもと同じで、腰には沖田同様黒ベルトに剣がぶら下がっており、背には青いマントが広がっていた。 見れば土方は銀時とは反対に全身黒っぽく、赤いマントを付けて横たわっている。 「なにこれ、もしかしてこれアレ? Owii?Owiiなのか? バーチャル世界なのか? 誰かそうだと行ってくれぇエエエ!!!」 頭を抱え叫ぶ銀時 「…るせぇなァ…」 低く、大層機嫌が悪そうな声が響く 顔に掛かっていた白いスカーフを剥ぎ取り、土方はムクリと上半身を起こした。 .
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