第1章

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「…万事屋……?」 銀時を見た土方が不思議そうに呟く 「あっれー?おっかしいなぁ。ちゃんと埋葬したはずなんだけどねィ。 死体が生き返りやがった。」 わざとらしく大声で言う沖田が土方の疑問を打ち消した。 「は?…そういや顔に布が」 辺りを見渡せば花が散らしてある これは…… 思考を巡らせる土方に 「しゃあねぇ、俺がもう一度あの世へと送ってやらァ」 もう二度と帰って来れねぇようにな、と呟きが聞こえた瞬間、ズバァッッ!!と土方がいた所に剣が突き刺さった。 「どぅわぁアア!!てめっ総悟!!何しやがる!!勝手に人を埋葬するんじゃねェ!!!」 間一髪沖田の一撃を避けた土方は振り返り様に怒声を響かせた。 沖田は、チッと悔しそう舌打ちをすると、涼しい顔をして剣を鞘に納めた。 土方はどこからともなくタバコを取り出すと、それをくわえ火を付ける 「それで、この状況はなんなんだ?」 .
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