夏の暑い日の殺戮

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僕は今窮地に落居っていた 昔の知り合い 顔なじみがざっと30人 そんな昔が僕には付き纏う 膜の如く僕を包む 嫌な感じだ ただ今は昔の僕じゃない 今の僕はフラフラのぎたんぎたん 奴らはいらついていた なぜだ 昔のお前なら 昔のお前なら ナニカが崩れた 彩芽が僕に施した美しく穿かない芽が萎れた気がした 『散らすぞ』 バタバタと倒れてく 奴らは自分がなぜ倒れてくのかわからないはずだ やつが付けたあだ名 蝿王 それは的確だ 僕は生き生きとしていた バタバタとギタギタにしていくさなかにたにたと美しい笑みをしていた 最後の首謀者を散らそうとしたとき 急に僕の動きが止まった 緊急停止 後ろから殺意が向けられた 不意に強力な殺意を向けられた こんな殺意を僕に向けてきたのは『タヒ』以外いない 『タヒ』かな? 本当に久しぶりだ また僕と遊んでくれるのかな 本当久しぶりだ 後ろを振り向いた 鬼がいた 空き地の砂利山に彼は立っていた 『ん~ ブブ君の周りに漂っていた死臭は彼等みたいな人達の臭いだったのか ただよくないな 正確に的確に心臓を狙って殴るのはよくないな 彼らは今死んでいる 正確には心停止しちゃってるじゃない』
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