記憶

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ディック達はしばらく歩き街に戻って来た。 「しっかし……こいつはホント何者なんだろうな?」 グラウスはディックにそう言い、ため息をついた。 「何者って……死を呼ぶ烏だろ?」 ディックはそう聞き返した。 「ハァ…… お前に聞いた俺がバカだった…」 グラウスは呆れた様子で歩いて行った。 「???おい!ちょっと待てくれよ!」 ディックは意味が分からないという顔をした。
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