いつもと何かが違う

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長橋は黙っていた。 「答えろよ!」 大木が怒鳴った。 「...龍の玉。」 みんな顔が青ざめた。 「まじかよ...」 中根が死にそうな声で 言葉を漏らした。 「盗まれたら しゃーねーよ。」 中林は平静を装っていた。 「みんなごめん...」 「いいけど、 魔の玉は持ってんのかよ?」 俺はそれが一番、気になった。 「それは持ってるよ。」 「良かった... まあ取られたところで 元々は佐藤の物だし、 もういなくなっちまったし いいんじゃね?」 「梁川!」 ガタンッ!
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