変わる気持ち

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楓「ヤバイヤバイ」 この日楓奈は寝坊していた。 楓「まさか、目覚ましの電池が切れてるとは…」 急いで仕度を済まし、家を飛び出た。 10分後… 楓「はぁはぁ、つ、着いた…」 全力で自転車を漕ぎ遅刻ギリギリで学校にたどり着いた。 楓「朝から疲れた…」 教室に入ると、やつはいた。当たり前なのだが。 楓(ここは笑顔よ。笑顔) 自分の席につき 楓「おはよう。岸本君、雄君」 笑顔で声をかけた。 雄「楓奈ちゃんおはよう」 凌「…」 凌はずっと空を眺めている。 楓(また無視!?やっぱり昨日のは偶然か…) 楓奈の笑顔が引きつっている。 雄「りょ、りょうちんあれだよね。低血圧だから朝は弱いんだよね!だからボーっとしてるんだよね!」 雄は誤魔化すように言う。   楓「そ、そうなんだ」 凌「…」 そこで担任が入ってきた。  担「おーし。HR始めっぞ~」  楓はもやもやしたまま席に着いた。 凌は… 寝ていた。
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