第一話

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  あーあ。目がハートだよ…。 あんなのどこがいいんだか…。 そう思って転校生の方をちらっと見る。 目が、合ってしまった。 すると奴はあたしに笑いかけてきた。 あたしはあたかも気付いてないかのように、無反応で視線をずらした。 ほんとに無理だわ。 ま、あいつとは関わらないでいよう。 だけどそんなあたしの願いは、すぐさま崩れ去った。 「じゃあ席だが…お?稲垣の隣空いてるか?よし、じゃそこで」 え? ちょっと待った先生。 仁美の隣ってことは、あたしの斜め後ろじゃん! 最悪だ…。  
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