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あーあ。目がハートだよ…。
あんなのどこがいいんだか…。
そう思って転校生の方をちらっと見る。
目が、合ってしまった。
すると奴はあたしに笑いかけてきた。
あたしはあたかも気付いてないかのように、無反応で視線をずらした。
ほんとに無理だわ。
ま、あいつとは関わらないでいよう。
だけどそんなあたしの願いは、すぐさま崩れ去った。
「じゃあ席だが…お?稲垣の隣空いてるか?よし、じゃそこで」
え?
ちょっと待った先生。
仁美の隣ってことは、あたしの斜め後ろじゃん!
最悪だ…。
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