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正義は勢いよく声のした方に振り返る。
しかしそこには誰もいない。
「…空耳…?」
不思議に思いながら一歩踏み出すと、
『今この場所は虚の空間になっているのよ…いやしていると言った方が正しいかしら?』
「…誰だ?」
周りを見るがやはり誰もいない
『私?私は紫、八雲紫よ。ふふ…覚えていると何か良いことがあるかもしれないわね』
すると突然目の前の風景に亀裂が入り、目が開くようにゆっくりと広がった。
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