CHAPTER 1 【今日も始まる非日常】

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「そっか……」 ん? 何か落ち込んでるような…… まさか、俺と買い物したかったとか……まさかな。 「ま、そんな訳だから俺が買う物は……」 そう言いかけて気付いた。 「あー、そういや肝心なもん忘れてたわ」 「え、何!?」 って、いきなり身を乗り出すなよ! 近い近い! 「か、替えの制服だよ」 「制服?」 「お前、終業式に俺に何やったか覚えてねえのかよ」 「え……あー、あれか……」 「結局血が落ちなかったから捨てたんだよ。 流石に血まみれのまま着てくのもな」 ん? 何で制服が血まみれになったかって? ……聞くな、思い出したくねえから。 「そういや、母さんが行きつけの店に頼んでたっけか。 ちょうどいいから取りに行くか」 「行きつけって何処よ?」 「ほら、近くのモールにタ〇モトあったろ」 「あー、あそこ。 ……じゃあ、途中までは一緒よね」 何でそこまで一緒にこだわるんだよ。 「……まあ、荷物持ちくらいならやってやってもいいけどよ」
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