CHAPTER 1 【今日も始まる非日常】

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◆ 気をつけよう その一言が 命取り         ――冴島 ユズル そんな訳で、俺は妃芽の荷物持ちをする羽目になったのだった。 合掌。 「てか、私服やバッグなんて学校生活にゃ関係なくないか~~?」 「何言ってんのよ、大切な事じゃない」 あー、さいですか。 にしたってこれは買い過ぎだろ……積み過ぎて前が見えねえし。 「おい……そろそろ休憩してもいいか?」 「んー、そうね。 何処かでお茶でも……」 ――パァン!! 「!!」 銃声!? 「悪い、荷物此処に置いとくぞ!」 「え、あ、ちょっ……!!」 妃芽に止める間を与えず、俺は一目散に銃声の発生場所に急いだ。 ◆ パァン!! 「おらぁ!! 金と車用意しろってんだ!!ガキがどうなってもいいのかよ!?」 うわあ……ベタ過ぎて笑えねえ……。 「ま゙ま゙ー、だずげでーーー!!!」 あーあ、あの服買って貰ったばっかだろうに、涙と鼻水でべっとべとじゃねえか。
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