発祥

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夜中に目が覚めた時、汗だくになって息が切れていた。 夢の中でのことなのに身体は疲れ果てたように重く、精神的にも疲れていた。 いつ襲ってくるのか解らない痛みのように、幼い頃から繰り返し見る夢。 あの闇に飲み込まれると、全てが終わる。漠然とそんな考えだけが付きまとう。しかも最近どんどん暗闇が濃く深くなっている。
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