毎日想う。

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2、3分後に来た先生は 黒の車に乗り込み俺の前でとめた。 「乗って」 窓を開けそう言えば 中から助手席のドアを開けた。 「はい…」 緊張しながら乗り込む俺。 先生の車乗るの初めてだったり。 「煙草吸ってもいいか?」 「はい、平気です」 さり気なく気遣ってくれる先生。 「どうぞ」 俺がそう返せば窓を少し開け 慣れた手付きで煙草に火をつける。 細く長い綺麗な指で 煙草を吸う先生は絵になる。 見惚れるくらい。
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