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「家○○町だよな」
「あ、はい」
先生が少し動くたびに
ドキドキする。
こんなんじゃ心臓もたねーよ。
気を紛らわそうと窓の外に目線をやる。
相変わらずの土砂降りだけど
先生といるからか、嫌な気分はしない。
むしろ感謝みたいな。
「腹減ったな。なんか食うか」
その言葉にガバッと振り向く。
「行くか?」
チラッと俺を見る先生。
「行きます!」
そりゃあ
断るわけないじゃんか。
もう、感謝感激雨嵐。
雨万々歳だな。
そんなことを考えながら
空を窓越しに見上げた。
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