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「あ、すみま…」
言いながら
先生の方を振り向けば、
「…ッ!?」
唇に柔らかい感触が。
キス、してる。
そう思った時には
もう唇は離れていて、
視界は先生のドアップでいっぱい。
これは、やばい。
で次の瞬間にはまた
唇は重なり合っていた。
何故か冷静な頭で考える。
周りの音が消えた。
エンジンの音も犬の鳴き声も
さっきまでも
静かだったけど今は違う。
音が、消えた。
世界には俺と先生しか
居ないんじゃないかって
思えるくらい。
でも、世界に2人だけしか
居なくっても。
俺は、
俺はね、先生。
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