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「俺、先生の事…、」
かすれながら、震えながら、
「先生の事、好き、です…」
これ以上ないってくらい
必死に勇気振り絞って、
声出して。
「ぁんま、他の奴見ないで…
プレゼントとか、…」
伝わるか分かんねーけど。
届いて、俺の気持ち。
「…その、ッ…、
俺、ここに…ぃる、から…」
黙って聞いてる先生と
目線を絡ませて。
「俺だけ、見てて…ょ…」
先生は、先生だから
そんなの無茶だってことくらい
分かってるけど。
「俺は…、ずっと先生しか…
見て、ねぇ…ッ!?」
そこまで言って、
俺の言葉は途切れた。
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