こんな雨の日は。

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あー…じめじめしやがって。 だるくて動きたくねえ。 ぐたぁっと机に突っ伏し、 ざあざあと雨の降る灰色の空を見ながら溜め息をつく。 「雨やまねーかな」 「そーらぁ」 とすっ、と背中に 抱き付いて来たのは親友の潤。 「よ、だるそうだな」 後ろから来たのは祐太。 「おう…はよ」 むくりと起き上がり 手を軽くあげる。 「雨僕嫌いー。髪がもふぁってするんだもん」 髪を触りながら プクーと頬を膨らませる。 こんな表情 潤じゃなきゃ吐いてると思う。 男が頬膨らませてたら 普通にきもいだろ。 まあ、そんくらい 潤は可愛くて。
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