横道パラレル!!

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[翌日・ある施設] 「というワケで!!『ドキドキ☆第一部隊だらけ(意味不明)の肝試し大会(ウソ)』~~!!パフパフパフパフ♪」 本気なのか、やけくそなのか、やたらテンションを上げたジャクがツアーガイド…否、バラエティーのMC的な衣装でタイトルコールを終えた。 「……で?」 「ここどこですか?」 「まだ眠ぃよ……ぐぅー……」 「チッ……」 ジャクとは正反対に他のメンバーのテンションは低い。 「はいはい!!コウタ起きて!ソーマ舌打ちすんな!アリサかわいい♪サクヤさんなんか機嫌悪いのかな?怖いっす…………ヨシッ!じゃあ説明すっからよく聞いて~」 小学校の先生的なノリで話し始める。 「サカキ博士の話しだとご褒美ってことになってる今回の休暇とこの施設の閲覧。しかし、ぶっちゃけこれは実験です。手を抜くと死にますよ~♪」 「ハァ?なんだよそれ?死ぬ?」 「はい。この施設はですね、アラガミ装甲の原理を利用して『地球を戻そう』とした実験を行ったんですよ。つまり、偏食因子を土壌に溶け込ませ、土をアラガミから守り、そこに植物を植える、生えた植物は土から偏食因子を――」
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