477人が本棚に入れています
本棚に追加
「オイ…気持ち悪いから離せよ」
「嫌ぁあ!!絶対無理絶対無理絶対無理ぃぃい!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ!!殺られる殺られる殺られる殺られる殺られる殺られる殺られる殺られる殺られる!!」
「怖ぇよ!!」
「でも、そんな生まれたてのケセランパサランみたいに怖がられると……なんだか全然怖くなくなったわ」
「『生まれたてのケセランパサラン』ってなんだぁああっ!?そりゃ怖くねぇわ!!てか、何故急にボケる!!」
「一度ボケてみたかったの♪」
「サクヤさんにまでボケに回ったら俺過労死しますよ……」
「あら?なら止めとくわ」
このやりとりの中、アリサだけは仏頂面で進んでいた。
「ソーマばっかりずるいです……」
「……俺に言われてもな」
「アリサはダメだ!!」
「っ!?そんな…」
「だって霊的なヤツらがこのオレの怖がり様を見て襲ってくるかもしれない。ヤツらは怖がってるヤツに寄って来るらしいからな。アリサを危険な目に遭わせるワケにはいかない!!」
「そっ、そういうことなら……許します」
アリサが顔を赤くしてジャクから顔を逸らした。
「俺ならいいのかよ……あと、カッコつけんな」
最初のコメントを投稿しよう!