横道パラレル!!

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グォォォオッ!! 鼓膜を貫くが如き咆哮が建物の中を伝わる。 「アラガミかっ!!」 「お前らぁっ!!すぐに神機を構えろ。フォーメーションはいつも通りで行く」 「ジャク立ち直り早いな」 「当たり前だ。霊的なモノじゃないなら何も怖がる必要は……ない!!」 銃形態に切り換えた神機からレーザーを放ち、通路から現れた影を狙い撃つ。 グァッ!! 影はそれを自身の周りに張った電気のフィールドで打ち消し、さらにフィールドを球状へ変化させジャク達に向け射ち放った。 「チッ……」 ジャクが軽く舌打ちしそれを躱す。 他の全員も特に問題はなさそうだ。 「ディアウス・ピターだ!!他にもアラガミがいるかもしれない。各自警戒を怠らず相手に集中しろ」 グォォォオオ!! ディアウス・ピターがジャクに突っ込んで来る。 速い!! だが、動きは直線的でジャクにとっては何のこともない。ステップを踏み、体当たりを流し、ついでに右腕に該当する部分に神機の刃を走らせる。 「見え見えなんだよ!!」
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