横道パラレル!!

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「ジャクっ!!」 「うごっ!?」 ガバッと飛び上がるように目を覚ますと、後頭部を何か硬いモノにぶつけた。 どうやら、机に突っ伏して寝てしまっていたようだ。 [アーク計画阻止から一週間後・アナグラ/資料室] 「アリサ…お前ぇ……」 ジャクがふらふらと立ち上がり、鼻を押さえながらアリサに怨みの念を送る。 「資料整理中に寝たのを大目に見て、しかも、毛布までかけてやろうとしたのに……この仕打ちだと!?」 本当は毛布をかけて、アリサの寝顔を色々なアングルで撮影していて攻撃されたのだが。 「ジャク…ジャクーッ!!」 「う…おっ?」 アリサがジャクに抱き着く、そして、勢いに乗ったアリサのタックルに押し倒された。 「っ痛~!何なんだ……って!何で泣いてんの!?」 ポタポタと涙が顔に落ちて来る。 「うぅ…ぐぅっ……だって…えぐっ……」 マジ泣きだった。 こんなに泣いているアリサを見るのは…特務により単機でウロヴォロスに挑んで撃破したものの、ボロクソにやられた時以来だ。とジャクが記憶を辿る。
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