横道パラレル!!

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[とある日・アナグラ/ジャクの部屋] 「リッカ…」 「ん?」 ジャクが苦悶の呼び掛けを発した先には、下着姿のリッカがベッドに転がり、レーション(プリン味)をかじりながら雑誌を読んでいた。 「オレ…彼女いるんだ」 「知ってるよ?」 「じゃあ服を着ろ」 「いーじゃん、幼なじみなんだしっ」 リッカがレーションをくわえてグーポーズ。 「そう、だから百歩譲って部屋にいるのはいいとしよう。だけど、裸はダメだよやっぱり。てか、前それでえらい目に遭ったんだからな」 「あれは面白かった~。あの後、アリサに無視られてショゲてるジャク……ぷっ、あはははははっ!!」 ベッドを叩いて爆笑する。 「……お前、最近機嫌悪いな」 だが、ジャクにそう言われると、リッカはすぐに笑うのを止めた。 「……なんでだと思う」 「…さぁ?女の子の日か?」 「わかってるクセに☆」 そのセリフを言い切るか言い切らないか……リッカがジャクを押し倒し、馬乗りになった。 「……なんでアリサなの」 「……好きだから」 「ぼくじゃダメなの」 「オレの記憶じゃあ、オレはお前にフラれた筈だけどね……10歳ぐらいの時に」
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