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「シモンを最近見ないね 」
グランが恐る恐る訊いた。
寂しそうに笑ったままンパは答える。
「爺ちゃんと同じく追放されたよ。爺ちゃんから情報を送られてたのがバレて 」
雨の音が小さくなる。
「君も危ないのじゃないの? 」
震えた声で晶が訊く。
「解らないけど、大丈夫だろうとシモンは言ってた 」
「シモンやお爺ちゃんからの情報は追放された後からは無いの? やっぱり…… 外は生きられないの? 」
晶は心配そうに訊いた。
「それが…… 」
ンパが言い掛けた時にドアが乱暴に開いた。
入って来た男達は目が3つと4つの顔をしていて、一目でセキュリティポリスと解った。
三人は本部ドームに連行された。
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