オタクは誇り。だけど社会の埃……?

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家の中も凄かった。どう凄かったと訊かれたら、答えきれないから割愛させてもらうが。 ってことは、だ。天音の部屋もずいぶん広いだろうな。 「で、ここが私の部屋ね」 「お邪魔するよ?」 どうぞ~っと言って天音は扉を開けた。 「…………」 「どうしたの、入れば?」 天音よ、お前はまさか……。 「天音って……引きこもり?」 「な、なんでわかったの!?」 いや、だって……カーテンは閉めっぱなしだし、足元にはゲームが散乱してるし、パソコンあるし……。 ん? パソコンあるじゃん。 「なんで天音はネットカフェ行くんだ? パソコンあるじゃないか」 「へ? 基本的に家から出ないわよ?」 「じゃあなんでネットカフェに泊まり込みで?」 「…………」 「ど、どうした?」 「き、緊張してたから……日にち間違えた……」 「な、なるほど」 ドジなのか?
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