オタクは誇り。だけど社会の埃……?

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あの時無理やりでもスポーツさせてたらなぁ……こんな風にはならなかったのに。たぶん。 「なに? 過去話?」 「よくわかったな」 「サイコメトラーだしねっ!」 ふぅむ……健康なのは健康なんだが……やっぱり心配だな。 あぁ、ちなみにあの後の発展は一切なかったぞ? 過度な期待はよした方が良い。 ぶっちゃけ、俺が謝って話は終わったからな。 「なぁ天音」 「しない」 まだ何も言ってねーよ。 「どーせスポーツしようとかでしょ? 分かりきってるわよ」 「お前は超能力者か」 「だからそう言ってるじゃない」 …………。まぁいい。 「お、そうだ。天音は午後暇……だな」 「勝手に決めるなっ!」 「用でもあるのか?」 「全然全くこれっぽちも!」 ねぇのかよ。 「ならさ、デートしようぜ? たまには良いだろ」 「デッ!?」 おーおー、顔が真っ赤だぜ、可愛い天音さんよぉ? ま、この反応はオッケーってことだな。
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