既成事実

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「にゃんにゃんしよ?」 「ねぇ、いいでしょ?」 「お願い」 「私の中身たくさん愛して?」 「ずっとずっと…好きだったの。…だから…」        ††† …今日は…待ちに待ったお泊りの日。 やっと…あなたと二人でランデブーができる!! 初めて…あなたの横で寝れる。 ちょっとだけ…大人のベッドインになるかもって考えるだけでにやけちゃうよ。 そうやって…楽しみにしてたのに…。 何食わぬ顔で普通に接してくるし…。 私になんか興味ないみたいに… どうして私を女として見てないようなそんな態度をするの? もうやだ。 お兄ちゃんのバカッ どうしてそんなに甲斐性なの? バカッバカバカバカッ!! もうっしょうがないなぁ……。 今夜だけなんだから…ね。 「ねぇ…お…兄…ちゃん…お願い…」 「んっ?何を?」 あなたの大きな気持ちを私にちょうだい? 私の心(ナカ)にいれて… 「痛みなんか怖くないよ?だから…お兄ちゃん…お兄ちゃんの…ちょうだい?」 「ミ…ク…」 ねぇ…お兄ちゃん…お兄ちゃんのDNAで私の心を満たしてよ…。 お兄ちゃんの、全部受け止めてあげるから。 お兄ちゃん…大好き…。
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