高浜先生の秘密

2/5
前へ
/19ページ
次へ
  その時だった。   「本当に良いのですか?高浜先生」     それは、三橋先生の声だった。     「三橋先生?何を言って…」     「高浜先生、貴方は皆に知られてはいないけれど ある病に、かかっておられますね?」   「病?僕が?」   「ええ、それは、木嶋先生の病の逆   『1日に、必ず3回は、男性と性行為をしなければいけない病』   逆なので、挿入する側ですね。 ただ、先生の病は木嶋先生のように、いつ症状が出るか判らない訳ではありません。   けれど、必ず1日に3回しないと…抑制が出来なくなり、普段の生活に多大なる支障がでます」     高浜先生の表情から、笑みが消えた。   「なぜ…知っている…」     「申し訳ありません。 友人が、先生の通われている病院の医師をしておりまして…   たまたま友人に会いに行った時に 先生が友人と話をしているのを聞いてしまったのです」      
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

237人が本棚に入れています
本棚に追加