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その時だった。
「本当に良いのですか?高浜先生」
それは、三橋先生の声だった。
「三橋先生?何を言って…」
「高浜先生、貴方は皆に知られてはいないけれど
ある病に、かかっておられますね?」
「病?僕が?」
「ええ、それは、木嶋先生の病の逆
『1日に、必ず3回は、男性と性行為をしなければいけない病』
逆なので、挿入する側ですね。
ただ、先生の病は木嶋先生のように、いつ症状が出るか判らない訳ではありません。
けれど、必ず1日に3回しないと…抑制が出来なくなり、普段の生活に多大なる支障がでます」
高浜先生の表情から、笑みが消えた。
「なぜ…知っている…」
「申し訳ありません。
友人が、先生の通われている病院の医師をしておりまして…
たまたま友人に会いに行った時に
先生が友人と話をしているのを聞いてしまったのです」
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