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「わ、わかったよ。俺のノートでよければ、つ・・使って。」 俺はそう言いながら椅子の下に置いた鞄を取り出し、ノートを探す。 「き、汚いかもしれないけど」 ノートを佐竹くんに渡す。 「まじ助かるよ。サンキュー。堀江」 満面な笑みでノートを受け取る佐竹くん。 俺のノートで単位がとれるならこれくらい・・・って、何故か佐竹くんは俺の向かいの席に座る。 「てゆーか、話したことないのによく俺の名前知ってたな。」 さ、佐竹くんが目の前に座っている!夢か? 「い、いや、だって佐竹くんは大学内でも有名で人気者だから誰でも知ってる・・・と思う・・・。」 前が見れないので、下を向きながらモゴモゴと喋る。 「えー?全然有名なんかじゃねぇよー!でも俺も堀江の事知ってたよ」 ……………え?
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