第1話

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千夏 「私にはこれといった特技があるわけではないし、生徒会の経験もありません。だけどやる気なら誰にも負けないです!」 (元気いっぱいに) 千夏 「もし私が役員になれた時は、微力ではありますがこの学校のために精一杯頑張りますっ」 ―――――――――――――   蓮寺 「『微力ではありますが、この学校のために精一杯頑張ります』…か。……すごいよな」 蓮寺 「微力すら尽くしてない」 千夏 「うん」 (真顔で即答する) 蓮寺 「『うん』て…」 千夏 「当選してしまえばこっちのモンだよ」 蓮寺 「最悪だなお前っ」 蓮寺 「…まぁ、こうなるのは分かってたけどさ…一学期の演説を見て、高校に入って少しは真面目になったと思った俺がバカだったよ」 (千夏に呆れる) 千夏 「仕事があれば私だってちゃんと働くよーっ」 (ムッとする) 蓮寺 「仕事あるんだけど」
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