ある1日☆

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目覚ましの音が大音量で響き渡る。 今日休みなのに…アラーム消すの忘れてた… 自分の不注意さに泣けてくる… 暑いからクーラーつけっぱなしで寝たまではいいが…タイマーつけるのを忘れて…真夏に布団にくるまる私。 え!?部屋寒っ!! 重い体を起こし、洗面所に向かった。 眠い、だるい、頭痛い、最悪のコンディション。 はぁ~ 大きなため息をはいてみた。 ~♪ また…鳴ってる… アラームしつこい!散々お世話になっているアラームもかける日を間違えれば、ただの厄介な機能だ。 私は少し怒り気味に寝室に戻った。 新着メール一件 あ…メールか。まだしっかり起きていない頭をフルに動かし、メール画面を開いた。 『おはぁ♪今日さ仕事だったんだけど…なぁんか休みになったぁ♪ひま…だよね?うん!ひまだよぉ!ひまひま!というわけで、10時に駅の改札でね♪』 …………!? 時計を確認!只今9時!駅まで徒歩10分! 無理!むりむりむりむり! と思いながらも、慌てて準備をしてしまう、自分の性格に泣けてくる。 私は慌てて顔を洗い、髪をセットする。 ~♪ こんな時に…とぶつぶつ言いながらメールを見てしまう自分が…情けない… 『10時は無理かぁ…親切なおねぇさんが10時半に変えてあげる♪感謝してねぇ♪』 …!?親切!?感謝!?こ…こいつぅ… と思いながらも、少しほっとしてしまう自分が嫌だ。 もう一度鏡に向かい。お化粧を始めた。
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