哀しみの中で
6/8
読書設定
目次
前へ
/
14ページ
次へ
家に帰っても、楽しい事はなくなっていた。 母は父方の母と毎日笑顔で冷たい喧嘩。 父は、仕事がなくても夜まで家に居なくなった。 夕飯の時はテレビの音と箸の音だけが響いていた。 他愛もない話をしたりなんて、僕はほとんどしていなかった。 姉達はいつも忙しそうで、僕は一人で遊んでいた。 学校に行く前、学校から帰って来てすぐ、夕飯の後、勉強の合間、寝る前。 僕の覚えている範囲で、家族で遊んだ記憶は一度しかない。
/
14ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
10(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!