新たなる旅立ち

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「ほら、出来たよ。 これでいいのかい?陛下。」 「うむ、これでお前も便利な念話が使えるぞ。」 ……念話? なんすかそれ。 「試しに余と話すか…。」 そう言って目を瞑り、黙ってしまったネフィーン陛下。 『フッフッフ…どうだ、きこえているか?余だ余。』 『余だ余だ詐欺はお断りしておりますすみませんでした。』 『………。』 『すみません…嘘です!』 ……ふっしぎな機能だのー、頭の中で会話?凄い凄い! 『だろう? これで念友……いや、下僕が一人増えたな!』 『念友でお願いします。』 『どうしてもというなら仕方ないな。 お前を余の念友と認めてやろう。』 ……ブチっ。 回線が切れたような音とともに、ネフィーン陛下の声は消えた。
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