思いの事実 罪としての事実

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天使は小さく溜め息を吐くとその手に白い炎を出しました。 蛇はぎょっとすると数歩後退りました。 「何を…」 「罪には罰がいる」 天使は蛇へと手をかざします。 蛇は急いで逃げ出しました。 四つの手足を懸命に動かします。 しかし、天使の罪を罰する白き炎はそれを許しません。 炎は蛇に追い付くと四つの手足に絡み付き、蛇の手足を焼いていきます。 「ぎあぁぁぁぁっ!!」 蛇はあまりの熱さに絶叫しのたうち回ります。 炎は皮膚を焼き肉を焼く。 それを天使は綺麗な顔を僅かに歪めて見ていました。
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