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蛇はそれ以来知恵の実の木の近くで過ごしました。
知恵の実をいっぱい食べたかったのです。
でも、一度にいっぱい食べれば見回りに来ている天使様に叱られてしまうでしょう。
だから蛇は一週間に一回だけ知恵の実を食べました。
それ以外は別の食べ物たくさん食べました。
そうして蛇は知恵の実を食べて暮らしました。
知恵の実は食べ続けた蛇はたくさんの知恵を得て賢くなりました。
そうして、自分の身の卑しさに悲しむことがありました。
「嗚呼、僕はどうして蛇に生まれたのだろう。こんなにも賢いのに」
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