知恵を得た蛇の思い

4/7
前へ
/17ページ
次へ
しばらく探していると木々の間に金色が見えました。 近くに行くと一切を隠さない美しい女がいました。 名前をエヴァと言う、蛇が探していた人物です。 「エヴァ、エヴァ」 声をかけましたが小さい蛇をエヴァは見つけられません。 きょろきょろと声の主を探すばかり。 蛇はするすると近くの木に登り、エヴァの目線の高さになるところまでくるとまた声をかけました。 「エヴァ。声をかけた僕はここにいるよ」 「あら、蛇さん。どうかしたの?」 蛇を見つけたエヴァは蛇に近づきます。 その瞳は土の色と同じです。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加