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松明の明かりに照らしだされる、不思議な模様の描かれた扉。
大きさは俺より少し大きいぐらいだろうか。
鍵らしき物がかかっているようには見えない。
この扉の向こう側に、宝物庫があるのだろうか。
そっと扉を触ると、あっけなく扉は開いた。
慎重に扉を更に開ける。
ギーと音がなる。
……違う。
音はこの扉からじゃない!
音の発進源は、後ろだ!
それに気付くと同時に、低い呻き声が聞こえてきた。
どうやら《番人》の目を、醒ましたらしかった。
慌てて扉の中に入る。
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