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中は思った通り、沢山の宝で埋め尽くされていた。 宝物庫だ。 唸り声が近づいてくる。 俺は扉を閉めると、手当たり次第に、重そうな物を扉の前に置いて、扉が開かないようにした。 立て掛けていた松明を手に取り、辺りを照らす。 様々な宝物が、キラリと松明の明かりを反射する。 その中に、仮面らしき物はなかった。 どこだ。 積み上げられた宝の山を崩し、折り重なった武器を退け、捜し回る。 その間にも、呻き声が近付いてくる。
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