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昇悟は決意を固め、腹をくくって家に帰った。
案の上、源一郎の部屋に入るなり殴られた。
「……お前と言うヤツは…!
あれ程言ったのに…、当て付けのつもりかっ!」
(……当て付けか…、それもあるかもな…)
倒れたまま、昇悟はそう思った。
「 何て無責任な事を…!
あの子の身体を傷付ける事になるんだぞ!
それがどういう事か…、分からんのか!」
「……堕ろしたりなんか…、させませんよ…。
俺は…、ちゃんと責任を取るつもりだから…」
昇悟の言葉に、源一郎は驚愕し、怒りが込み上げ、奮えが治まらなかった。
「……お前…、自分が何言ってるのか、分かってるのか?」
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