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失った日
あの日、私はまだ6歳だった。
いつものように家で家族3人仲良く夕飯を食べてた。
「今日のご飯も美味しいねっ!」
「あら、ありがとう。桜。」
「桜は毎日よく食うなー。」
「うん!だって美味しいんだもん♪」
いつものように他愛もない会話をしながら料理を口に運ぶ。
―――ピカッ!!ゴロゴロ
でも今日は大雨で、雷もさっきからずっと鳴っていた。
「雷嫌だなぁー。怖い。」
「あら、大丈夫よ。お母さんもお父さんもいるじゃない。」
「そうだよ桜。心配しなくても大丈夫。」
「うん…」
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