自害志願者

日記 ～無機質な礎～

そんな私にも、いわゆる分岐点と思しきものがやってきました。

ソフトボールチームに所属しているクラスメイトに、一緒にやらないかと勧誘されたのです。

体育の時間で一際目立っていたのですから、それも道理のように思われます。

私は藁にも縋る思いで、その誘いを受けました。

少しでも普通に近づける可能性があるのなら、私は躊躇する気など毛頭なかったのです。

スポーツから何かを見出だせるかも知れません。

毎週末に練習をすると言うので、早速その日の週末に見学すると約束しました。

この勧誘してきた人は、その後も私の軌跡にちらちらと姿を見せるので、ここでＳと紹介しておきます。