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・・・来ないか・・・。 葵は今、桜川にいる。約束の時間は10分ぐらい過ぎていた。 何気に来るんじゃないかと期待していた。 『いや・・・違うな、来て欲しかったのか・・・』結局の所“怖い”のだ。“一人“ではなく”独り(ひとり)゛だということが・・・。 『情けない・・・こんなんで大丈夫なのかよ・・・』葵は顔を歪めてそう呟く。 『行くか・・・』葵は歩きだした。 『?』歩いていると声が聴こえた気がしたのだ。 葵は立ち止まり振り返った。 瀬「待ってよ~」瀬奈が大きな荷物を持って走ってきた。さすがに驚いた・・・ あまりの荷物大きさに・・・ そっちかよ←by作者😃 『お前どんだけ荷物持っていくつもりだよ!』葵は思わずツッコミをいれる。 瀬「女の子はいろいろ必要な物があるんです。」瀬奈は頬を膨らませそう言った。 葵はため息をつく。『ここに来たって事は覚悟は決まってるんだな』 瀬「当たり前よ。じゃないとこないわ」瀬奈は真剣な顔でそう言った。 『分かった。なら行こう』 瀬「うん!!」
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