第1章・開戦

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ホプロンだの解放だのって何だよっ! ワケ分かんねーこと言いやがって! 「戦う意志もないのね、じゃあ……」 耳の横を風が吹き抜け、視界の端にあったゴミ箱が綺麗に両断された。 「なっ!?」 慌てて立ち止まり、振り返る。 「ホプロンごと切り刻んであげる……」 マ、マジで殺される……っ!? こんな所で理由もわからず、顔も知らないヤツに……。 「バイバイ。弱虫くん」 ふざけんなよ、チクショウっ!! 銀の鞭が風を切る音と共に、俺は目を閉じた。 *** あれ?痛くないぞ。 俺、死んだんじゃないのか? 恐る恐る自分の体を見るが、それらしい傷はない。 たださっきと違うのは、全身を白い光が包んでいる事だ。
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