1人が本棚に入れています
本棚に追加
台風の朝、僕はお母さんとはぐれてしまった。
5人いた兄弟で、お母さんが運べたのは3人だけだったんだ。
お母さんが口にくわえて、一人づつ安全な場所に運んでいる途中で、僕と弟は親切な?人間に拾われてしまった。
「こんな台風の日に、捨て猫だわ。かわいそうに・・・。私の家にいらっしゃい」
その人は、犬(たぶん)の散歩をしている途中で、僕達を見つけたんだ。
台風が来てる日に散歩をするなんて、凄いよ!
小さい僕たちは、彼女の持つビニールやタオルや紙の入ったバックに、そっと入れられ、知らない場所に行くことになった。
お母さんとは、もう会えなくなったんだ。
最初のコメントを投稿しよう!