67人が本棚に入れています
本棚に追加
「ち、ちくしょう……。」
結局結構荒かったし!
「慧さんが悪い。」
「なんでだよ!」
痺れた上に縄の跡がついた腕をさすりながら、涙目で叫ぶ。
すると、灰音はこっちを一瞥してから、不機嫌そうに答えた。
「……気絶するほど疲れてるなら、言われれば僕だって自重くらいするのに。」
「ぁー……、」
要は、信用されてないと思って、拗ねてるわけだ。
内心嘘付け!とか少しは思った。けど、そこはまぁ、一応恋人だ。
「……それは、悪かったけどさ……。」
「罰として今度、」
ん!?またなんか変な要求する気か?!
「デートして。」
……うん、ごめん、信用してないな、俺。
最初のコメントを投稿しよう!